根管治療中の歯が治らず別の歯医者へ
2025.01.07
質問
根管治療
根管治療中の歯が治らず新しく歯医者を見つけて行ってみました。
「治りますか?」と聞いたら
「開けてみないと分からない」との回答でした。
一応、一通りの検査(レントゲン、歯茎の検査、クリーニング)はその歯医者さんでしていただいた上での答えでした。
なかなか治らないため、初診で伺った都内の新しい歯医者さんで言われました。
マイクロスコープを使った根管治療を専門にされている先生のようでしたので、わからない中選んでみました。
詳しい治療内容などは聞けてない状態です。
残せる可能性が低いのかもしれないですよね。
回答
はい、根管治療は特に「治りますよ」って言葉を伝えられない科目です。
やってみなきゃ分からないどころか、開けてみたら「これはもう無理抜歯です」と話が切り替わることすらあるレベルです。
抜歯になるパターンは
1、開けたら破折してる(範囲にもよる)
2、むし歯などを除去しきった時の残っている歯の量が少なすぎる(残しても噛んだら割れるから使い物にならないという判断)
3、症状が良くならない、治療そのものもしくは外科を含めたその先のステップに進んでもあまり良い予後が考えられず、抜いてインプラントの方がコスパが良いとお互いがなった場合。
レントゲン、歯肉の検査、クリーニングはどんな治療をするにしても「必須項目」です。
よく治療だけやりたがる人居ますが、論外です。
が、根管治療は上記検査で何か分かるとしたら大体「これはもう無理、抜歯です」という情報くらいで、基本的に
「開けてみないと分からない」が答えになってきます。
なのでその先生が仰ることは「正しい」です。
そしてどれだけ転院をしても根管治療は
1、通常の根管治療orこの時点でやらないで抜歯
↓
2、外科or抜歯orペインクリニックへ紹介
↓
3、根管由来の原因で外科をしても治らないなら放置するor抜歯
というステップになります。
やらないとしたら前医を後医が知っていて、自分より根管治療が上手いと分かる場合のみです。
そして手を加えれば加えるほど残存歯質量が減り、仮に症状が改善したとしても歯根破折のリスクは上がり続けます。
なので、どんな形であれ早めにケリをつけないと結局抜歯になるという厄介な性質を秘めています。