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【症例】失った歯に対するストローマンガイド・外科用ステントを用いたインプラントオペ

【症例】失った歯に対するストローマンガイド・外科用ステントを用いたインプラントオペ

治療内容
インプラント埋入オペ
期間
2週間
治療回数
4回(1回目:カウンセリング・検査 2回目:ステント試適 3回目:オペ 4回目:抜糸)
費用
フィクスチャー(ストローマンインプラント)(1本 20万円)×4本 80万円+税 / ガイドシミュレート(ストローマンガイド)代金 5万円(症例による)+税   ※今後インプラント上部構造(被せ物)代金がかかります

治療前の状態・主訴

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下の奥歯をそれぞれ3~6ヶ月ほど前に抜歯をしてそのままの状態になっていました。
患者様は痛み等は無いが噛みにくい状態。海外へよく行くため歯医者に通うことができずにおられた。

相談の結果、患者様がもともと希望していたインプラントを左右に2本ずつ埋入することになりました。

治療詳細

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CTにて確認をしたところ、骨の厚みが少ない部分があり、ストローマンガイドでシミュレートを行う事にしました。

三好歯科 自由が丘 インプラント症例治療中20200314_4

※シミュレーション時の画像 インプラントのサイズや神経の走行などを全て考慮する

インプラントを打つための骨の厚み、量を考慮しつつ、噛み合わせの歯の向きなどから被せものを入れたときにどの位置でどのくらいのインプラントを埋入すれば良いのかを、コンピューター上でシミュレートし、実際オペの際に患者様のお口に装着するステントを作成しました。

三好歯科 自由が丘 インプラント症例治療中20200314_5

※完成したステント 実際のオペは穴が空いているところにバーをいれてドリリングするだけのため、方向や深度のエラーが起きにくい

しかし、万が一このステント自体がズレていると非常に危険があるため、患者様にオペ日とは別に一度ご来院いただき、試適・CT撮影を行いました。

三好歯科 自由が丘 インプラント症例治療前20200314
※治療前、ステント試適時

三好歯科 自由が丘 インプラント症例治療中_320200314_3
※上から見た4本すべての画像

三好歯科 自由が丘 インプラント症例治療中20200314_6
※奥両サイドの2本

三好歯科 自由が丘 インプラント症例治療中20200314_7
※手前の両サイド二本

上記3つがステント装着をしながらのCT画像です。
シミュレート画像と誤差がないか精査し、問題がないことを確認しオペを実施しました。

 

治療後の様子

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オペ後 シミュレーションと実際の埋入がどのくらい差があったのかを確認を行いました。
今回はほぼ誤差はありませんでした。

オペ終了後2週間ほど間を開けて糸をとります。
今回のケースではその後、2~4ヶ月ほどの時間をおいてから型取りを行い、上部構造を作製予定。

 

主な副作用・リスク

・インプラント治療は全て自費診療になります。

・術前の診査結果や全身状態によってはインプラント治療をお断りするケースがあります。

・インプラントはインプラント周囲炎という疾患にかかるリスクがあります、予後に関して患者様自身の努力やメンテナンスへのご協力が必須となってまいります。

・インプラントは外科治療になります。術後の疼痛を含め、偶発症や神経障害などのリスク等をよく主治医から説明を受け、同意を頂いてからの処置となります。

<より安心・安全なインプラント治療と、患者様の生活がより長く快適であるように>

現在、ほとんどの歯科医院でインプラント治療が行われています。

気軽にインプラント治療ができる時代ですが、歯科医師の考え方ややり方は千差万別で、一昔前まではガイドシミュレーションは疎か、CTすら存在せずインプラントオペを行うのが普通でした。

 

今ではCTはもちろん、今回の症例でも使用したシミュレーションソフトを用いることで、かなりリスクを減らした安心・安全なインプラント治療を行うことが可能になってきました。

しかし、すべての歯科医院にCTがあり、このようなシミュレーションを行ってオペをしているかというと、そうではありません。

まだCTが無い歯医者も多くありますし、インプラントのメーカーの素材の違い、被せものを入れるまでのタイミングや理論まで考えると、全く同じインプラント治療を行っている歯科医院は皆無に等しいかと思います。

今回の症例も従来のフリーハンド(ガイド等を使わないインプラントオペ)でも問題なく対応できるケースでありますが、ちょっとしたズレが起きる可能性は十分にあります。

そのズレが大きな事故や後の歯の形、メンテナンスなどの予後に重大な問題を起こす可能性があります。

インプラント治療という高額な自費診療だからこそ、一生持たせたいと思うのは患者様だけでなく歯科医師も同じです。

しかし、歯科医師も人間でありインプラントはあくまで人工物です。

人間はエラーを起こすこともありますし、人工物は従来の天然歯よりも病気になると弱いものです。

その中で最適なインプラントのオペができるように、また何かあってもリカバリーしやすく、少しでも長く患者様のお食事や生活が快適になるようなシステムは、率先して取り入れていくべきだと考えております。

三好歯科 自由が丘ではインプラントの世界3大メーカーであるストローマン、アストラインプラントを症例によって使い分けております。

また、ストローマンガイドという専用のソフトを用いて、今回のようなシミュレーション、ステント作製からの安心・安全なインプラント治療を心がけております。下記のページもご参照ください。

三好歯科 自由が丘|診療メニュー|インプラント・ブリッジ・入れ歯|安心・安全のインプラント治療

 

またメンテナンスに関しても当院のGBTコンセプトのよるエアフローシステムはインプラント表面に対しても、全く傷を付けずにバイオフィルム(細菌)の除去効果が最も高かったというデータ(エビデンス)が出ております。下記のページもご参照いただければと思います。

三好歯科 自由が丘|診療メニュー|予防歯科・歯のクリーニング

メンテナンスも安心してお任せください。

何か気になることがある方は治療を行うか否かに関わらず、まずはお話からになりますので遠慮なくご予約ください。

インプラント相談は60分(CT撮影含む)で10,000円(税別・自費診療)で承っています。

 

 


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