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患者さんの疑問・質問集2_歯科医院・歯科医師〜治療編〜

患者さんの疑問・質問集2_歯科医院・歯科医師〜治療編〜

こんにちは、三好歯科 自由が丘 副院長の三好瑠璃子です。
今回のコラムも前回(こちら)に続き、歯科に対するQ&A、疑問・質問集です。

私自身、歯科に関することを患者さんや知人に質問される事がよくあります。その中で、頻繁に聞かれる事をまとめてブログでお伝えすることで、皆様の歯科に関する疑問を少しでも解決できたらよいなと思っております。

では、早速いきましょう!

 

〜〜〜患者さんの疑問・質問集2〜〜〜

【歯科医院・歯科医師 〜治療編〜】

 

Q5「日々の生活で虫歯を発見するには、どうしたら良いですか。」

A5『定期的にお口の中を鏡で見て観察しましょう。』

自由が丘の歯医者-三好歯科-自由が丘|歯科医師コラム|患者さんの疑問・質問集1_歯科医院・歯科医師〜治療編〜-痛む歯を抑える女性の画像

鏡で見たときに、次のようなサインがあると虫歯が疑われます。

1.色の変化

虫歯が大きくなるにつれて、白濁色→黄色→橙色→茶色→黒色と、歯の色が変化していきます。表面が白濁色でも奥が黒く透けて見える場合もあるので、よく観察してください。

 

2.歯の表面の変化

また、虫歯が大きくなると、歯の表面が変化していきます。初期の虫歯では表面にザラザラとした粗造感があり、中等度では小さい穴や凹みが生じてきます。重度では食べ物が詰まるほどの穴が開き始めたり、歯が欠けてきたりします。

 

3.フロスが引っかかる

その他、歯と歯の間にフロスを通したときに引っかかりがある所、通した感じが他と違う所は、虫歯の可能性や補綴物の不具合が考えられます。

 

4.飲食物が歯にしみる

虫歯の軽度〜中等度では、冷たいものや酸っぱいものが一時的に歯にしみます。重度では長時間、尾を引くようにしみてたり、熱いものや甘いものもしみてきます。重度だと、歯の神経の処置をせざるを得ない場合があるので、そうならないよう、早めに歯科医院を受診した方が良いでしょう。

 

 

Q6「虫歯があると言われました。できるだけ削りたくないのですが、どんな治療法がありますか。」

A6『虫歯の部位や場所、大きさによります。』

虫歯の進行度は、C0〜C3の4段階に分けられます。

自由が丘の歯医者-三好歯科-自由が丘|歯科医師コラム|患者さんの疑問・質問集1_歯科医院・歯科医師〜治療編〜-虫歯の進行を表すイラスト-1

C0: 経過観察

まだ歯に穴は開いていないため、フッ素塗布による治癒を期待しましょう。ただし、治癒期間は年単位なので、すぐには治りません。日々の丁寧な歯磨きを心掛け、歯磨き後にフッ素を塗布したり、歯科医院でメンテナンスを行ったりして、治癒を待ちましょう。

 

C1 : 経過観察

歯に小さい穴が開いていたり、凹みがあったりする状態では、フッ素塗布による治癒は見込めません。個人差がありますが、悪化して虫歯が大きくなるまでには数年かかります。

切削するには虫歯が小さすぎるので、悪化しないように日々の歯磨きを心掛け、歯科医院でのメンテナンスを行い、虫歯が大きくなってから処置をしましょう。

 

C2 : 経過観察・要治療

C1と同様、小さい穴が開いていたり、凹みがあったりする状態です。軽度であれば経過観察をするのも良いでしょう。その場合、1〜2年に1回レントゲン撮影をして、その都度、状態を確認することも大切です。

中等度〜重度であれば歯を切削して、虫歯の位置・範囲により、レジン充填やインレー、アンレー、場合によってはクラウンにする必要があります。

※レジン:型取りをしない詰め物
 インレー:型取りをする、小さい詰め物
 アンレー:型取りをする、比較的大きな詰め物
 クラウン:型取りをする、かぶせ物

前歯はレジン充填またはクラウン、奥歯の咬合面であればレジン充填、奥歯の隣接面であればインレーやアンレー、クラウンにするなど、部位によっても処置内容が異なります。

 

C3 :要治療

歯の神経まで達する虫歯です。虫歯の範囲や歯髄の状態により、神経を全て取らざるを得ない場合もありますが、 MTAセメントを用いて神経を温存し、神経を封鎖する処置(直接覆髄法)や、神経を一部取る処置(歯髄断髄法)で残せる場合もあります。

 

Q7「虫歯がある、神経を取らないといけないと言われました。できるなら神経を取りたくないのですが可能ですか。」

A7『神経の症状により、保存可能かそうでないか決まります。』

Q6で「 C3 :要治療(神経まで達する虫歯)」のお話をしましたが、歯髄診査をして健康な歯髄(菌の感染が無い)と判断できた場合のみ、神経を保存する治療が可能です。

歯髄診査の結果により、神経を全て取らざるを得ない場合もありますが、MTAセメントを用いて神経を温存し、露出した神経を封鎖する処置(直接覆髄法)・神経を一部取る処置(歯髄断髄法)で神経を残すことが可能な場合もあります。

こちらに関しては診査をしないと分からないので、一度三好歯科 自由が丘の“マイクロエンド(精密根管治療)診査・診断”のご予約(30分〜60分)をお取りください。診査をいたします。

 

今後も一つのコラムで、患者さんの疑問・質問を3〜5つずつ掲載していきます。
皆様のお役に立てれば幸いです。

三好歯科 自由が丘 副院長 三好 瑠璃子

 

併せてこちらもご覧ください。
三好歯科 自由が丘|ブログ|患者さんの疑問・質問集1_歯科医院・歯科医師〜選び方編〜
三好歯科 自由が丘|WEB初心予約(初めての方のみ)

 


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