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三好歯科 自由が丘が提唱する「スウェーデン式予防歯科」GBTコンセプトについて(院長三好健太郎)

三好歯科 自由が丘が提唱する「スウェーデン式予防歯科」GBTコンセプトについて(院長三好健太郎)

皆様、こんにちは「三好歯科 自由が丘」院長の三好健太郎です。

今回は前回に引き続き「三好歯科 自由が丘」の推奨するスウェーデン式予防歯科についてのお話で、具体的に当院ではどのように進めていくのか?どのような器具を用いるのか?

などをしっかりお話していきたいと思います。

(前回のブログ 三好歯科 自由が丘が提唱する「スウェーデン式予防歯科」について

この記事を読んでくださっている皆様も一度くらいは歯科医院(歯医者)で『歯石取り』をやったことがある方がほとんどだと思います。

日本の歯科医院(歯医者)で行われている多くのメンテナンス方法は以下のとおりです。

1.   歯周ポケットと呼ばれる溝や汚れの付着状況などの検査
2.   検査結果の説明、ブラッシング指導
3.   超音波器具による歯石除去
4.   ブラシなどによる歯面清掃、フロスや歯間ブラシによる清掃
5.   次回のご予約

大まかですが歯のメンテナンスはこのような流れで、30分から60分で進めることが多いです。

「三好歯科 自由が丘」の推奨しているコンセプトはGBT(Guided Biofilm Therapyと言われるものです。
従来の歯医者でのメンテナンスとどこが大きく違うかと言うと、3, 超音波器具による歯石除去の部分です。
この器具は歯の表面や被せ物、インプラントなど触れたものに多かれ少なかれ傷をつけます。
その場合、歯に傷がついたままではいけないので後から磨くのですが、歯の傷を無くすために全体を均す(ならす)ということは全体的に少し歯を削ることに他なりません。
つまり、歯医者にメンテナンスのためにきちんと通っている方ほど歯の表面が少しずつ削れていくということになります。
もちろん、ミクロな世界での話なので従来の歯医者でのメンテナンスで何も問題がない人もたくさんいらっしゃいます。

GBTコンセプトでは、この超音波の器具を最大限使わないように歯のメンテナンスを行うということに重きを置いております。
歯石のあるところにはやむを得ず超音波器具を用いることになりますが、本来歯のメンテナンスは4ヶ月に1回ほどのペースで来ていただくことが平均で長くても半年に1回です。
このくらいの期間で歯石が広範囲についてしまう方は『歯ブラシなどの清掃器具がしっかり使えていない』という判断になり、歯のメンテナンスの前段階の歯ブラシ指導を受けて頂くために、歯医者に来ていただくということが本来であれば正しいのです。
日本では歯みがき指導(歯のブラッシング指導)と言うと子どもに行うもののような認識がありますが、大人方に対してもしっかり歯のブラッシングについてお伝えすることは、とても大切な歯科指導です。
決してお子様にだけに行うものではありません。

GBTコンセプトに基づいたメンテナンスの流れ

三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト歯の評価のイメージ 1.   検査・評価
三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト歯の染め出しのイメージ 2.  染め出し
三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト歯の情報提供のイメージ 3.  情報提供
三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト歯の沈着物の除去のイメージ 4.  全体へのエアフロー
三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト歯周ポケットのバイオフイルム除去のイメージ 5.  必要があればポケットが深い部位のエアフロー
三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト歯石除去のイメージ 6.  必要な部位のみ超音波器具の使用
三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト確認のイメージ 7.  汚れが残存していないかの確認
三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプト次回の予約のイメージ 8.  次回のご予約

歯のメンテナンスにおいて、全て大切なステップなのですが、上記のうち特に大切なのは3,4,5,6です。

3.  情報提供とは、患者様に現在の口腔内の状態をしっかり認識していただく事で、非常に大切です。
歯科に限らず、自分の身体の状況を知らずして予防は成立しません。

そして、4.  全体へのエアフローです。
GBTコンセプトにおいて最も重要なエアフローですが、実はかなり昔から存在しており、日本の歯科医療の現場でも度々登場しております。

しかし、歯医者においてメインの使用用途は『着色(ステイン)除去』が多いのが現状です。
この場合使用するエアフローで歯にあてる粉は『炭酸水素ナトリウム(重曹)』で、40μの粒子(比較的大きめの粒の粉)のため歯肉や口唇などにぶつかると痛みがあり、出血をしてしまうこともあるので歯に付着した細菌(バイオフィルム)を落とすためには歯医者であまり使用されてきませんでした。

今ではその粉も様々な改良がなされており、主成分はキシリトールの仲間である『エリスリトール』で水溶性のため間違えて肺に入ってしまっても問題がなく、大きさも16μの細かい粒子でどこに当てても痛みがなく細菌の付着しやすい歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に直接噴射することが出来るようになっております(5.  必要があればポケットが深い部位のエアフロー)「三好歯科 自由が丘」ではもちろん改良された粉を使用しています。

当院で使用しているエアフローの機器は、口腔内の清掃する部位の表面(歯、被せもの、インプラントなど)に傷が最もつかず、歯に付着した細菌の塊であるバイオフィルムを効果的に落とせる、優れたシステムとしてエビデンス(医学的根拠)もしっかりしている優れたもので、スウェーデンのイエテボリ大学などでは多く導入されている機器になります。
軽度の歯の着色なども落ちますし、審美歯科的にも有効です。
歯の頑固な着色汚れに対応出来るよう、従来の重曹の粉も用意があります。

三好歯科 自由が丘で採用するエアフローの機器の画像

 

また、エアフローによる歯のクリーニングについては、下記の動画も参考にご覧ください

 

6.  必要な部位のみ超音波器具の使用
そして、エアフローを用いて細菌を徹底的に除去した後、必要があればその部位のみ超音波の器具を用います。

「三好歯科 自由が丘」で採用しているGBTコンセプトについて、ご理解いただけましたでしょうか。

三好歯科 自由が丘で採用するGBTコンセプトの図

従来のエアフローの弊害については様々な情報がインターネット上でも掲載されていますが、当院では悪影響を及ぼさない最新の機器と粉を使用しています。歯医者で行う歯のメンテナンスには最適なものと考えています。
「三好歯科 自由が丘」の予防歯科・歯のクリーニングのページも是非ご覧ください。

三好歯科 自由が丘 ルーペをした院長の画像

どのようなジャンルの世界も日々発展をしております。
皆様が思っている普通も、気がつけば普通でなくなっているようなこともたくさんあると思います。
歯医者で行う歯のメンテナンスに関しても今までの普通を今一度考えなおしてみてはいかがでしょうか。

「三好歯科 自由が丘」では徹底的に患者様の歯を傷つけないことに重きを置いております。

ご興味がある方、話を聞いてみたいという方がいらっしゃれば、どうぞお気軽にご予約とお取りください。

 


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