治療前は痛くなかった虫歯が治療後痛む
2024.12.24
質問
虫歯治療
治療前は痛くなかった虫歯を削ってもらった3日後くらいからじーんとした強い痛みがあります。
現在仮の詰め物です。
神経にまで虫歯は達していなかったとのことでしたが、この痛みを訴えたところ
① このまま神経の生命力を信じて銀歯を被せて様子見
② 神経を取る
の2択と言われてました。
痛すぎて頭が回らないため返事を保留にしていましたが、どうずるのが最善だと思いますか?
回答
はい、術前にどのような説明があったかは分かりませんが、
その2択以外に選択肢はありません。
そして、結論から申し上げると自分の価値観と状況で決めるしかありません。
(僕が自分の歯なら、耐えられる痛みならいくらお金がかかっても良いので出来るだけ神経は取らない方向で動く。と思います)
今の痛みの原因は
「神経が生きている事に起因している」
のは間違いありません。
きっかけは「治療による歯の切削」です。
むし歯を取るという良いことをしたのは間違いありませんが、こうなることはよくあります。
激痛でなければ、このまま様子を見て
1. 痛みもなくなり、神経も無事
2. 痛みは何となくずっと残ってる、いつ消えるか不明
3. ある時激痛になったり、勝手に神経が死んで神経を取らなくなる
など、様々な経過の可能性があります。
上の1.2.3は全て「神経を残してこのまま様子を見た場合」の話です。
現時点で疑わしきを罰する方向に動くなら
「神経をとる」
という話です。
メリットは今の痛みから開放される可能性が高い。
後から神経が死ぬなどのイレギュラーも当然なくなる。
デメリットは神経の治療をしたあとでも病気になる可能性はあり、そういった別の理由で痛みが出る可能性がある。
何より、例外はあるが抜歯までの道のりが短くなる可能性が高い。
(歯の治療は延命治療で、切れる手札がある程度決まっている。神経の治療は後半に切る手札である)
ちなみに歯医者さんの方針次第では
「これはもうむし歯大きいから神経取らなきゃだめだねー」ってサクッと取ります。
理由はこれだけの事を最低でも説明してないと、
「治療したあと歯が痛くなった!」というトラブルになるからです。
で、通常の保険診療でそんな時間取れない事は多々あります。
説明出来てない=トラブルになる可能性を秘めている=トラブルにならないように立ち回る
言葉だけで言えばどんな仕事にも当てはまる行為が、治療中に一言で神経取っちゃうって話です。
後は、X線で見るよりも実際のむし歯の方が大きいことが殆どである。
という点もこういった事を助長する一因になってますね。